本園は戦後、初代園長が地域の皆様のお役に立ちたいという思いから開園し、教育に関心を持ち、音楽や美術などの芸術を得意としておりました当時の副園長を中心に、地域の子どもたちの教育に尽力して参りました。令和3年5月21日に開園７０周年を迎えるに至るまで、その思いは引き継がれております。
　しかしながら、近年、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の改訂、幼児教育・教育の無償化を経て、幼児教育は均一化が進み、園の独自性が失われていくように感じられ、このままでは本園の教育理念であり仏教教育が目標とする「智慧と慈悲を併せ持つ子どもをお育てすること」が難しくなる、今後の行くべき道を再度検討する必要性があるのでは、と考えるようになりました。その結果、現在の教育活動を維持しつつ社会状況に合わせた保育を行っていくことが困難であるとの結論に至ることとなりました。
　つきましては、令和4年度入園児を最後に、1号園児の募集を中止することと致します。2号・3号園児につきましては引き続き受け入れを致し、今後も当初の仏教教育の理念を大切にしつつ保育も充実させて参りたいと思っております。
　ごきょうだいの入園をお考えでおられた皆様には大変ご迷惑をお掛けし心苦しい限りではありますが、かかる事情をお汲み取り頂き、何卒ご理解賜りますようお願い致します。
　なお、現在在園しているお子様につきましては、今まで通りの教育方針を以って、誠心誠意取り組み。小学校へとお送りする所存でございますので、ご安心頂きますようお願い申し上げます。

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